先日、米国在住のドメイン保有者からドメインを譲ってもらう際に、以下のような質問を受けました。
「私はGoDaddyでドメインを保有しているのだが、ドメインを移管する方法を教えてほしい」
GoDaddyといえば、世界で最もドメイン登録数が多いレジストラです。詳細は過去記事をご覧ください。
GoDaddyは世界最大手のレジストラなため、ヘルプページが豊富に用意されています。すこし調べてみると、移管に必要な手順が掲載されているページを簡単に見つけることができました。
しかし、どうやっても英語版のヘルプページを表示することが出来ません。取引先の方は米国に住む英語圏の方です。日本語のページは読むことができません。
本日は、症状の概要と解決方法を共有しようと思います。
症状「英語ページが表示できない」
まずは簡単に症状の説明からです。
今回、取引先の方に送りたいURLは以下のページです。
Move my domain to another GoDaddy account
https://www.godaddy.com/help/move-my-domain-to-another-godaddy-account-822
しかし、どうあがいても以下のページへリダイレクトされてしまいます。
マイドメインを別のGoDaddyアカウントに移管する
https://jp.godaddy.com/help/godaddy-822
当然ながら、日本語->英語に切り替えるような設定箇所は見当たらず。
技術的な原因としては、接続先のIPアドレス等から推測し、日本からの接続の場合は日本語のページへリダイレクトをかけているものと思われます。試しに、ブラウザの言語設定をUS(英語)にしてみても日本語サイトにリダイレクトされました。
セールス的な理由としては、各国でドメインの取得料金・更新料金に隔たりがあるため、意図的に見せないようにしているというものでしょう。これはグローバル企業によくある戦略で、大抵は日本の料金はボッタクリレベルで高い場合が多くなっています。AppleやGoogleの端末、NorthFace等のアウトドアグッズで顕著なイメージがあります。
英語ページを閲覧する方法
簡単に英語のページを見る方法が、Googleのキャッシュを頼る方法です。
まずはお目当てのページをGoogle検索で探し出してください。(すこし大変ですが)
検索結果からそのままアクセスしようとすると日本語ページへリダイレクトされてしまいますが、以下のように[このページを訳す]の横の▼から[キャッシュ]を選択してみてください。
そうすると、日本にいながら英語ページを確認することができます。Google様様ですね。ただし、キャッシュというだけあって、すこし情報が古いページの可能性がある点に注意してください。
そして、他人にURLを送付する際には、Googleのキャッシュページではなく、GoDaddyのページを送ってあげてください。
Googleのキャッシュページ
https://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:https://www.godaddy.com/help/move-my-domain-to-another-godaddy-account-822
GoDaddyのページ
https://www.godaddy.com/help/move-my-domain-to-another-godaddy-account-822
その他方法もあるが・・・
最終奥義として、海外のサーバを経由してGoDaddyのサイトへアクセスすれば英語のページが確認できるとは思います。
しかし、それだけのためにサーバや回線を準備するのも、なんだかねぇ・・・。
上述のキャッシュを利用した方法であれば、特別なスキルや設備は必要ないため、それに乗っかっておくのが吉でしょう。
追記:GoDaddyのトップページから言語設定を切り替えることができました。一番下へスクロールすれば見つけられます。GoDaddyトップページで言語設定を切り替えたのち、英語版トップからヘルプページへ遷移すれば英語版のヘルプページが確認できました。
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