スポンサーリンク

【2020年】自作PCでPCIスロットの機器を使う方法【SE-90PCI R2】

デジタル・IT

最近、7年ほど前から使っている自作PCの調子が悪く、PCパーツの一斉入れ替えを検討し始めました。

入れ替えの対象パーツは、以下の4つを予定しています。

  • CPU
  • メモリ
  • マザボ
  • 電源

これらを単純に入れ替えればすんなり済むだろうと思っていましたが、1点だけ問題が出てきました。

それは、近頃のマザーボードにはPCIスロットが無いため、旧PCのPCI接続の部品を再利用できないことでした。

スポンサーリンク

この投稿は。

本投稿では、近頃(2020年, Intel第10世代, Ryzen第4世代)の自作マシンでPCI接続の機器利用を達成するために、筆者が調べた情報を共有し、2つの解決策を提示します。

PCI と PCI-Express

最近のマザーボードには、グラフィックボードなどを挿すスロットとして、PCI-Expressスロットが搭載されています。

しかし、筆者が再利用したいパーツ(SE-90PCI R2)はPCIスロットの機器なのです。

名前は似ていますが、互換性はありません。

PCIとPCIExpress

スロット形状の違いなどについて説明しようと思いましたが、シンプルな説明が別のサイトにあったので省略。

詳しくはドスパラのサイトをご覧ください。

そもそも形状が違うから、互換性の云々以前に、物理的に接続すらできません。

TUF GAMING B550-PLUSを見てみる

最近のマザーボードの実例を見てみましょう。

執筆時点でのAmazonマザーボード売れ筋ランキング1位はTUF GAMING B550-PLUSです。

スロット部分をズームして見ていきます。

スロットは5つあり、上から順に以下の規格となっています。

  • PCI-Express 16X
  • PCI-Express 1X
  • PCI-Express 16X
  • PCI-Express 1X
  • PCI-Express 1X

PCIスロットはひとつもありません。

調べてみるとわかりますが、他のマザーボードもこんな感じでPCIスロットは皆無なのです。

解決方法

じっくり調べてみること2時間、PCIボードを最近の自作マシンに組み込むためには2通りの解決方法がありそうです。

1つ目の解決方法は、かなりマイナーですが、PCI対応のマザーボードを購入するという単純なもの。

2つ目の解決方法は、PCI-ExpressをPCIに変換するコネクタを買うことです。

順番に見ていきましょう。

解決方法その1 PCI対応のマザーを買う

最新CPUを載せることが出来るマザーボードのうち、PCIスロットを持ったシリーズがありました!

名称チップセット対応ソケットサイズPCIスロット数
PRO B460M-C/CSMB460 (Intel)LGA1200MicroATX1
PRO H410M-C/CSMH410 (Intel)LGA1200MicroATX2
PRO A520M-C/CSMA520 (AMD)AM4MicroATX1

いずれも定番のASUS社製ということで、品質は良いと思われます。

最近多いグラボのように、色彩鮮やかであったり、光ったりする要素のない武骨なマザーボードですが、そこに拘らなければ、選択肢のひとつとなるのではないかと思います。

なお、ASUSのこのシリーズ以外に、PCIスロットを持つマザーボードはほぼありません。
(あるにはあるのですが、本当に数が少ない。)

2022年4月追記
現在は以下のモデルが販売されています。

名称チップセット対応ソケットサイズPCIスロット数
PRO H510M-C/CSMH410 (Intel)LGA1200MicroATX1

解決方法その2 PCI-Express -> PCIの変換部品を買う

やはり探せばあった。

PCIEX1-PCIは、PCI-Expressの接続口をPCIの口に変換してくれる部品です。

Amazonのレビューには「探してました!最高のアイテムです!」というコメントもありますが、逆に「使えない」や「使ったらPCが壊れた」というコメントもあります。

イレギュラーな部品なので、相性問題も多く発生しそうです。

なお、今回筆者が接続したいSE-90PCI R2というサウンドボードのAmazonレビューには、たまたまPCIEX1-PCIについての記述がありました。

Amazon.co.jp

一応の成功例として、貴重なレビューでございます。

まとめ

近頃の自作PCのマザボにはPCIスロットが無いことが殆どです。

しかし、どうしてもPCI接続機器を使いたいという方に向けて、2つの解決策を提示しました。

  1. PCI対応のマザーボードを購入する
  2. PCI-Express -> PCIの変換部品を購入する

相性問題をなるべく避けたいのであれば、解決策1がカタいでしょう。

相性問題が発生する可能性はあれど、拡張性や柔軟性を追求したいギークな方は、解決策2で良いと思います。

筆者は相性問題を避けたい、かつ将来的なマザボの拡張性は重視していないため、解決策1でサックリ進めたいと思っております。

時間があれば、PC組み立てについて投稿するかもしれません。

ASUSのPRO H410M-C/CSMを使ってPCを組みたてました。

本日はここまで。

みなさまの快適なPCライフをお祈りしています。

お知らせ:当ブログのAmazonリンクを経由した後に会計をしてもらうと、私に雀の涙ほどの紹介料が還元されます。ブログ記事が役にたったと思っていただければ、ぜひ経由して会計していただきたいです。ブログのサーバ費用の足しとします。

デジタル・IT
スポンサーリンク
シェアする
フォローする
スポンサーリンク

コメント