以前の投稿で説明したとおり、最近のマザーボードにはPCIスロット(PCI-Expressとは別)がありません。
しかし、管理人はPCI接続のサウンドボードを利用し続けたいため、PCIに対応した自作PCを作りました。
パーツの簡単なレビューや写真を、メモ的にまとめておきます。
パーツ一覧
パーツ一覧は以下のリストのとおりです。
パーツ | パーツ名 | 備考 |
---|---|---|
CPU | Intel Corei5 10400F | — |
メモリ | CORSAIR CMK16GX4M2A2666C16 | — |
MB | ASUS H410M-C | — |
電源 | 玄人志向 KRPW-BK550W | — |
ケース | Thermaltake Versa H17 | — |
グラボ | 玄人志向 GeForce GTX1050Ti | 別PCのものを転用 |
サウンドボード | ONKYO SE-90PCI R2 | 別PCのものを転用 |
ストレージ | Crusial MX500 500GB | 別PCのものを転用 |
ファン | そのへんにあったやつを利用 | — |
今回のキモは、PCIスロットを搭載したマザーボードを利用していることです。
PCを自作しようとして、低価格帯(10,000円前後)のマザボを普通に選定しようとすると、殆どの人は見た目がゴテゴテのゲーミングマザボを採用することになるのではないでしょうか。
そんな市場環境のなかで、このPCIスロットを持つ無骨なマザボを利用した自作レビュー(自作メモ)は中々に貴重なものになるのではないでしょうか。
裏を返せば、需要が無さすぎる、と言えるかもしれませんが・・・w
早速、見ていきましょう。
Intel Corei5 10400F
キモはマザボだと言っていたのに、編集の都合上、CPUから。
6コア / 12スレッド、クロックは2.9GHz、ブーストで4.3GHzです。
これほどのスペックのCPUが2万円を切っているという素晴らしい時代になりました。
コスパ重視で選定し、Core i3-10100Fとの2択でしたが、少々奮発しました。
内容物は、CPU本体とリテールのクーラーのみ。
後述しますが、マザボへクーラーを取り付る際に困ったことがありました。
CORSAIR CMK16GX4M2A2666C16
お次はメモリ。
8GB / 2,666MHzのメモリ2枚組のセットです。
実績があり、かつ価格が安いため、これを選定しました。
価格は1万円を切るぐらいです。
内容物は紙とメモリ本体のみ。
特筆することは特にありません。
ASUS H410M-C
お次はマザボ。
価格は9,000円程度。安価価格帯のマザーボードです。
内容物は、本体とバックパネル、SATAケーブル(2本)に紙やディスク。
そして、中央やや下にある小袋には、M.2取付用のネジが入っていました。
見た目は武骨&武骨。
最近はブラック基調のマザボが多い中で、逆に目立ちます。
そして、以前の投稿のとおり、PCIスロットがあることが確認でき、若干の感動。
CPU側16レーンのPCI-Expressも搭載しているため、グラボ1枚までなら問題なく利用することが出来ます。
玄人志向 KRPW-BK550W
次は電源。
知名度とコスパで選定。価格は6,000円程度。
容量は550Wもあればお釣りが来ます。
内容物は本体とプラグインケーブル、電源ケーブルに取付用のネジ。
プラグイン電源を謳っている商品ですが、マザボのケーブル(24/20ピン)とCPUのケーブル(4/8ピン)はプラグインでは無いため、電源本体から抜くことは出来ません。
それ以外のケーブルのみプラグインです。電源本体から抜くことが出来ます。
Thermaltake Versa H17
お次はケース。
コンパクトなうえ、3,000円ぐらいと激安なため、これに決めました。
奥行きは実測で42cmぐらい。
大きいグラボも入ります。
その他
グラボ
グラボは他のPCで使っていたものを流用。
サウンドボード
PCI接続が必要なサウンドボード。
こいつのせいで特殊なマザボを買う羽目になりました。
ストレージやファン
(写真は省略)
組み立て雑感
以下、組み立ての雑感です。
CPU取り付け
まずはマザボにCPUを取り付けますが、ここで問題発生。
リテールのCPUファンを、intelシールの向きが上下正しく見える方向で取り付けると、コードの長さに余裕が無くなります。
下の画像のとおり、ファンの羽にコードがぶち当たるため、危険です。
というわけで、すこしダサいですが、こういった方向でファンを付けざるを得ません。
調べてみると、他のマザボでも同様の事象が起きているらしいです。
コードの長さ・シールの向き・電源ピンの位置、あたりが調整不足だったのでしょうw
メモリ取り付け
次にメモリを取り付けますが、ここでも問題発生。
上述のとおり、ファンを時計回りに90度回転させて取り付けました。
すると、ファンのフレーム側面のツメがメモリにぶち当たりますw
まじかーwww
写真では分かりづらいですが、左側のメモリはかなり右に押されています。
再度ファンを取り付けなおすのは流石に面倒くさいので管理人はそのまま無視して制作をすすめましたが、皆さんはファンの取り付け前から注意してみてください。
配線
以下、写真とひとことコメントとともにお送りします(雑省略)
電源取り付け完了。
前面ファン取付完了。
マザボ取り付け完了。
グラボとサウンドボード取付完了。
ちょっと距離が近すぎるけど、まあ問題ないでしょう。
完成
というわけで、ひととおり完成。
メジャーを当ててみましたが、もうすこしゴツいグラボでも余裕で入りそうです。
裏配線はすこし汚いですが、誰に見せる訳でもないのでこのままです。鉄板で隠れるのでどうでもいいです。
立ち上げていろいろ調整後、起動!
CPU, メモリ, グラボ認識できました!
ブログでは伝えきれませんが、サウンドボード経由でスピーカからいい音も出せております。
まとめ
今回はPCIスロットを搭載したマシンを自作してみました。
レガシー規格であるPCIを搭載しているといっても、CPUは最新型ですし、グラボも並のものを搭載しています。
ゴリゴリの作業でなければ、なんでもできる汎用的な仕様のマシンになりました。
そのへんで5~6万円ぐらいで売っているマシンと比べても、こちらのほうがよっぽどスペックは良いでしょう。
今後は、この新しくなったマシンでブログ制作やゲーム、動画視聴などを楽しんでいきたいと思います。
それではみなさんも、良いPCライフを!
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